2020/12/06

フロントパネルの抽出口は驚くほど汚れていた

 抽出口については半年以上前の話だが分解したことがあった。その時の印象は広い野原に抽出された珈琲が流れ落ちる構造なので、ここは清掃する必要無しと判断していた。

今回、左右の抽出口からの流出量が倍以上違うので、いつもの通り、綿棒でツンツンしてノズル清掃をしたが、うまくいかない。今度は流出量が逆になってしまう。面倒さけど、分解してみた。


想像だにしない泥状のヘドロがこびりついている。清掃すると珈琲オイルのそれこそ珈琲豆程度の大きさにコロコロ取れる。つまり、綿棒でツンツンすると、この塊が移動して他のノズルに移動していたのだろう。





分解しないで抽出口の下部にあるネジ2本を外しても、このような泥状のヘドロが見える。汚れ具合は、まずはここをチェックしてから、フロントパネルを外して分解してもいいだろう。

分解そのものは5本のネジを外すだけの簡単な作業だが、すんなりできるかどうかは、その人のレベルによるだろう。なお、この扉を外すにはパネルを全部外せば外れる。


デロンギESAM1000シリーズのジェネレータの再組立て

デロンギマグニフィカ全自動エスプレッソマシンの最大の難物はジェネレーターからの水漏れです。最初は泡の音が本体右上面あたりから聞こえる。この時にすぐに手当すればOリングの交換だけで対処できるます。しかし、普通の方は使えなくなってからジャンク品としてフリマに出品します。皆さんは、そのような水漏れマシンは絶対に買ってはいけません。修理不可能で粗大ゴミです。パーツ取りにどうぞと言われても一番ほしいジェネレーターが壊れていては価値無しです。

さて、

あるジャンク品の修理してから珈琲抽出の際に泡の音がするので内部を点検すると上面は綺麗なので、期待してジェネレーターの裏面を見ると・・・


いやはや錆だらけ。ネジなんて外れない。

手持ちの健康なジェネレーターに換装することとし、その前にOリングを新品に交換しておこうと分解したところ、いやはや、このジェネレーターのOリングは形だけで外そうとしたらゴムなのに伸びもせずにちぎれる。

組立順に写真を掲載します。



このOリングは劣化が少ない。真ん中のプラスティックは筒をネジ止めする際のハカマで、T10ドライバが必要。





筒側のOリング3つは変性しておりゴムと呼べるような状態ではないこの部分が変性したからと言って水漏れが起きる関係がさっぱり分からない。謎があるから解明する楽しみがある。



ここで金属を噛まして筒と円筒を長いネジをT10ドライバで締める



最後に金属板をネジ2本で締める。



このあたりの奥蔵は知恵の輪みたいだが、あまりにも単純な知恵の輪なので、解けない方はジェネレーターの分解はしないこと




ボイラーとつなげているのがシリコーンチューブかプラスチック円柱かの違いがEAMシリーズとESAMシリーズの違いであり、多分、液漏れのリスク軽減のために改善かと思われる。



右手前のスイッチは9.5気圧の圧縮をコントロールするもので、抽出器が上がってきたことを検知する単純な構造となっている。



中央のシリコーンチューブはボイラーから出る唯一の出口で、それは円筒につながっている。

購入者からの問い合わせ(購入後の故障)

 本ブログ経由で問い合わせがありましたので、公開回答をしました。 フリマからの購入品が故障した 上記URLをクリックしてください