デロンギマグニフィカ全自動エスプレッソマシンの最大の難物はジェネレーターからの水漏れです。最初は泡の音が本体右上面あたりから聞こえる。この時にすぐに手当すればOリングの交換だけで対処できるます。しかし、普通の方は使えなくなってからジャンク品としてフリマに出品します。皆さんは、そのような水漏れマシンは絶対に買ってはいけません。修理不可能で粗大ゴミです。パーツ取りにどうぞと言われても一番ほしいジェネレーターが壊れていては価値無しです。
さて、
あるジャンク品の修理してから珈琲抽出の際に泡の音がするので内部を点検すると上面は綺麗なので、期待してジェネレーターの裏面を見ると・・・
いやはや錆だらけ。ネジなんて外れない。
手持ちの健康なジェネレーターに換装することとし、その前にOリングを新品に交換しておこうと分解したところ、いやはや、このジェネレーターのOリングは形だけで外そうとしたらゴムなのに伸びもせずにちぎれる。
組立順に写真を掲載します。
このOリングは劣化が少ない。真ん中のプラスティックは筒をネジ止めする際のハカマで、T10ドライバが必要。
筒側のOリング3つは変性しておりゴムと呼べるような状態ではないこの部分が変性したからと言って水漏れが起きる関係がさっぱり分からない。謎があるから解明する楽しみがある。
ここで金属を噛まして筒と円筒を長いネジをT10ドライバで締める
最後に金属板をネジ2本で締める。
このあたりの奥蔵は知恵の輪みたいだが、あまりにも単純な知恵の輪なので、解けない方はジェネレーターの分解はしないこと
ボイラーとつなげているのがシリコーンチューブかプラスチック円柱かの違いがEAMシリーズとESAMシリーズの違いであり、多分、液漏れのリスク軽減のために改善かと思われる。
右手前のスイッチは9.5気圧の圧縮をコントロールするもので、抽出器が上がってきたことを検知する単純な構造となっている。
中央のシリコーンチューブはボイラーから出る唯一の出口で、それは円筒につながっている。
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