2020/06/24

デロンギマグニフィカの中古品購入時の注意

フリマに専念できず、いま、デロンギマグニフィカの修理に2週間以上かかっています。

その理由は、5年も経過していないが、業務用のツインヒーターのデロンギの修理にはまっているのです。

パネルは油でべっとり、それは清掃で綺麗になる、電磁ポンプも載せ替えて、順調に修理が進んでいたが・・・

『珈琲投入口が詰まっている』というエラーがどうしても取れない。ミルも油で汚れているのには驚いたが、なんとか清掃したが・・・

それでもエラーが消えない。ミルを分解すると、驚いたことにミル内部のベアリングが枯れている。ミルを乗せ換えて、OKだろうと・・・

駄目だった。最後は基盤が油で汚れているため、基板パーツのショートか何かで故障しているのだろうと、基板を交換するしかないと、気が重くなっている。

さて、教訓。決して、業務用デロンギの中古には手を出してはいけない。今回ほど酷い業務用はないとは思うものの、まず、使えないと考えた方がいい。

今回のデロンギは、中華料理屋で油が空中に舞っている客室で、珈琲無料サービスで使っていたものと推定している。しかし、ミルの内部の奥の奥のスポンジが油でべっとりと汚れ真っ黒になっているのに本当に驚きました。

デロンギマグニフィカの抽出口の清掃

今日、抽出ユニットを購入された方から次のような質問がきました。取り急ぎ投稿を作成しましたが、時間の余裕があればフロントパネルの抽出口ユニットの分解写真なども掲載します。

『お世話になります。有難うございます。取引ついでに是非教えて頂きたいことが一つあります。ESAM1000SJの扉にある抽出口がどうしても爪が引っかかって分解できません。ネジ3本を外した後、扉裏側、真中あたりの爪の外し方がわかりません。¥ご教示いただけますでしょうか?よろしくお願いします』

ウジウジして爪部分を見つけグイグイと持ち上げると外れます。しかし、体験者として言えるのは、労多くして得るものは少ないので止めた方がいい、です。

私はマグニフィカSのユーザーですが徐々に出が悪くなり、珈琲抽出がポタポタとなったため、どこかが詰まっているだろうと、分解に挑戦し、最初は抽出口部分の清掃でした。分解した結果、こんな伽藍洞では詰まるはずはないと理解したものの、外すのに夢中になって爪を折りました。その修復費はデロンギのパネル全部新品交換で2万8千円でした。

最近はESAM1009SJシリーズの名機さに惚れこみ、様々なジャンク品を分解するのが趣味となり、筐体だけにするまでパーツを取り出しています。

さて本題、抽出口の分解清掃は気になるなら高圧洗浄もしくは重曹水に一昼夜漬け込み程度で充分です。以前の使用者が分からない場合には何をしているか分からない、体験としては綿棒の先が残っており、腐敗の原因になっていることもありました。この綿棒の先の腐敗に遭遇するのは抽出ユニットで結構あります。多分、皆さん清掃するときに分解は怖いので綿棒で清掃するという手段に出るんでしょうね。


ただ、分解するときに爪を壊さないこと、そして、部品、この場合はバネは外すときに飛びますので紛失する可能性が極めて多くなります。紛失したら扉が閉まらないという悲劇になります。

つまり、抽出口は珈琲の出が悪くなる原因には一切影響しませんので、決して分解しない方がいいでしょう

で、私のマグニフィカSの抽出が遅くなったのは抽出ユニットの新品を購入して直りました。つまり、普通に家庭用で使い、メンテなんてしないで使っていると1~3年ほどで珈琲の出が悪くなり、その原因は抽出ユニットの汚れだということです。

もちろん、業務用で使用頻度が多いと電磁ポンプの故障も当然考えられます。

購入者からの問い合わせ(購入後の故障)

 本ブログ経由で問い合わせがありましたので、公開回答をしました。 フリマからの購入品が故障した 上記URLをクリックしてください