デロンギマグニフィカのESAM1000SJシリーズは名機とは思いますが、弱点も多々あります。
その一つが手荒な操作でフロンパネルのダイヤル軸をねじ切ってしまう故障です。ダイヤルにはブーツがあり、そのブーツの軸で珈琲豆量や珈琲抽出量を調整するものです。空回りすると悲惨です。
奇跡的にミドル位置でねじ切ればいいのですが、そんなことはありません。ある方の故障は珈琲抽出量が最大になり、薄いアメリカンしか飲めないマシンになっていました。
調整することが不要であれば、分解してペンチなどでミドル位置に固定すれば、それなりに使える状態になります。
構造は写真を見ていただければ理解できるかと思いますが、ジャンク品で出回っているものの半分はブーツの軸を折っています。復活は不可能です。また、パーツも消耗品ではデロンギは提供しておらず、デロンギ修理となり、1万円以上の費用がかかると思います。
分解調整のハードルは極めて低くプラスドライバーだけで簡単にできます。